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小村力革命(しょうそんりょくかくめい)
昨日のいとうせいこうさんのトークショーの余韻が残るなか、いとうさんの言葉と、いとうさんに刺激を受けた人達の言葉を思い出している。

トークショー開催前のいとうせいこうさん(中心)と、トビムシ代表の竹本(左)と牧(右)。
モクタイ装着で。

国を頼りにしていても何も始まらない
もうすぐ選挙があるけど、国家という枠組みとは無関係に、変えていけることはたくさんある。小さな村が、主体的に未来を作っていくチャレンジを重ねて行く、小さな村のチャレンジが、他の小さなチャレンジングな村とつながって、村と村のアライアンスが広がっていく。村とつながっていたいお客さんが増えて行って、そのお客さんを村と村が互いにシェアしていく。そんな連鎖反応が起きて行っていくと、それは「密かなる革命」と言ってもいいかもしれない。「この小さな村の挑戦は、実は静かに気付かれずに進行しようとしている革命である。大げさな言葉だが、革命と言っていいほど、これからの社会を形成する重要な変化をもたらすものだ」といとうせいこうさんは仰っていました。国全体の行き詰まり感の中で、国に期待せずに、密かなる革命をどんどん推し進めていきたい。この革命は、どうどうとやっていても抵抗勢力が現れない。むしろ応援する人ばかりが増える。そもそも革命として認識されない密かなる革命だからだ。

小村力と心産業
トークショーの最後にいとうせいこうさんにより発せられたキーワードは、「小村力」であった。小さい村だからこそ、できることがたくさん。小さな村であるということを、とてもとてもポジティブに捉えることができる言葉だ。「小村力」という言葉に反応して自分が思い出したのが、「心産業(しんさんぎょう)」という言葉。これは、2004年に合併を拒否し、自立を決めた西粟倉村において、その翌年(2005年)から使われ始めた言葉だ。村が自立した経済圏を形成していくためのコンセプトである業。心(しん)と新(しん)をかけてあわせて、新しい産業のあり方を、この小さな村から生み出すという決意を言葉にしたものでもあった。心と心のつながりを豊かにしていこう。そして森を豊かにしていこう。社会関係資本(心の生態系の豊かさ)と自然資本(森を起点とする自然生態系の豊かさ)を充実させ、その上に人々の生活が成り立っていく社会を目指すという挑戦が、心産業という言葉によってスタートした。
そして2008年、それを具体化していくために、百年の森林構想というビジョンが掲げられた。心産業、百年の森林構想という力のある言葉がうまれることが、大きな推進力になってきた。そして・・・・
2012年11月24日に、いとうせいこうさんにより、西粟倉村という場所で言葉になった「小村力」。この言葉にも、とても大きな力が宿っている。2005年の心産業、2008年の百年の森林構想、2012年の「小村力」。自分の中では、すでにこれらがひとつながりのキーワードとなっている。

小村力革命というソーシャルイノベーション
「小村力」というキーワードで、村と村がつながり、密かに、そして静かに進む革命を、1つの言葉にするとしたら「小村力革命」となるだろうか。この「小村力革命」は、たくさんの小さな村と、その応援団になってくださる人達によって、静かに、そして密かに進行する草の根のソーシャルイノベーションなのだと思う。国ではなく、自分たちひとりひとりが、ソーシャルイノベーションの担い手として存在するということを認識することが起点になる。

トークショー動画はこちらです。http://www.youtube.com/watch?v=PuP4U5HNrGI
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